介護分野では、全国の指定サービス事業者が厳しい経営環境に置かれています。特養の収支差率は、2012年度には5.0%であったものが報酬改定の度に減少し、2024年度には0.0%と事業の継続が成り立たない危険水域に達しています。また、赤字割合は、2012年度の22.3%から2024年度には49.5%に達し、その増加傾向に歯止めがかかりません。
物価高騰の高止まりと人手不足は、公定価格で運営する介護施設・事業所の経営を圧迫し続けています。昨年度は令和7年度補正予算及び8年度期中改定による処遇改善加算、食費基準費用額の引き上げがありましたが、応急処置的な措置で十分な水準とは言えません。特養の平均稼働率は年々下がり続けており、都道府県別にみると90%近くまで下がっている県もあります。令和7年の介護職員と全産業平均との賃金格差8万円余は縮まっておらず、人材流出による人手不足も続いています。離島、中山間地域では、専門職が確保できず必要な加算が取れない事態も生じています。
養護老人ホーム、軽費・ケアハウスは、特養よりも更に赤字割合が高く、稼働率が低調な状況が続いています。行政やケアマネの養護・軽費等に対する理解度、認知度が低いことが一因と考えられます。今後、独居高齢者が増えるにつれて、福祉に欠ける高齢者が増加することが予想される中、養護老人ホーム、軽費・ケアハウスは地域に無くてはならない存在であり、災害時には特養も含め地域の被災高齢者を引き受ける災害福祉拠点になります。しかしながら、経営原資が乏しく老朽化した施設の改築や修繕がままならないところが多数あります。
このような厳しい環境の中で、地域に必要なサービスを守るのは、社会福祉法人をおいて他におりません。私たちは、地域に必要な方がいる限りサービスを継続し、地域住民を支える重大な役割と使命を担っています。取り巻く環境が極めて厳しい今日こそ、その難題に挑む覚悟と責任が問われています。
今年度のJSフェスティバルin徳島では、経営力強化を基調としつつ、地域と共に生きる介護の実践と、未来につなげる福祉について考えます。
概 要
- 開催日
- 2026年11月26日(木)・11月27日(金)
<オンデマンド配信>
2026年12月21日〜2027年1月31日 - 開催地
- 徳島県徳島市
アスティとくしま(徳島県立産業観光交流センター)ほか - 主催
-
公益社団法人全国老人福祉施設協議会
徳島県老人福祉施設協議会 - 後援
- 厚生労働省、徳島県、徳島市、社会福祉法人全国社会福祉協議会、公益社団法人全国老人保健施設協会、一般社団法人日本慢性期医療協会、全国地域包括・在宅介護支援センター協議会、公益社団法人日本認知症グループホーム協会、公益社団法人日本介護福祉士会、社会福祉法人徳島県社会福祉協議会、社会福祉法人徳島市社会福祉協議会
- 参加対象
-
①全国老施協会員施設・事業所の役員及び職員等
②老人福祉・介護事業に関わる行政、社会福祉協議会の役員及び職員
③その他本会が認めた者 - 参加費
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【当日参加(オンデマンド配信込み)】
会員:10,000円(税込)
非会員:20,000円(税込)【オンデマンド配信のみ】
会員:6,000円(税込)
非会員:12,000円(税込)※オンデマンド配信の内容は、★印の対象プログラムのみです。
1日目全体会(11月26日)
タイムスケジュール
アスティとくしま
多目的ホール
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★開会式典
(11:00~12:00)
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昼食休憩(60分)
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★ウェルカムアトラクション
(13:00~13:15) -
★基調報告
(13:15~13:45)
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★行政報告
(13:45~14:15)
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★特別プログラムⅠ
(14:15~15:15)
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休憩(15分)
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★特別プログラムⅡ
(15:30~16:30)
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特別記念講演
(16:30~17:30)
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★大会宣言・次期開催県挨拶
プレゼント抽選会(17:30~17:50)
ホワイエ
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介護機器展
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ランチョンセミナー
(12:10~12:50)
-
介護機器展
★のついているプログラムはオンデマンド配信対象プログラムとなります。
プログラム紹介
特別プログラムⅠ(14:15~15:15)
成功施設に学ぶ施設経営の工夫と戦略
~未来へ向けて、「今」できること~
介護業界を取り巻く環境は、制度改正や人材不足、物価高騰などにより年々厳しさを増しております。加えて、特養の加算は78種類にも及び、加算取得には専門的知識や体制整備、配置基準、更には取得に伴う費用面での課題など、難しい施設経営となっております。
そこで本プログラムでは、施設経営のポイントと実践事例をご紹介いたします。成功事例を横展開し、皆さまの施設でも新たな取組みに繋げていただければ幸いです。考え方と工夫、そして熱意を持つことで、施設の未来は大きく変えられると私は信じています。
- 【大都市】特別養護老人ホームなごやかハウス三条
施設長加古 瑞紀氏 - 【一般市】特別養護老人ホーム静苑ホーム
理事長兼統括施設長市川 茂春氏 - 【一般市】特別養護老人ホーム鈴鹿グリーンホーム
施設長服部 昭博氏 - 【中山間・人口減少地域】介護老人福祉施設
サンシルバーさわらび
理事長兼施設長瓜坂 尚之氏 - ■進行役 公益社団法人全国老人福祉施設協議会
会長大山 知子
特別プログラムⅡ(15:30~16:30)
養護・軽費ケアハウスシンポジウム
~2040年問題を見据えた養護老人ホーム及び軽費老人ホーム・ケアハウスの生き残り戦略~
2040年を展望すると、離島・中山間地域では介護人材不足から介護崩壊が起こりかねず、それを防がなければなりません。
他方、老人福祉法に定める養護老人ホーム及び軽費老人ホーム・ケアハウスは、生活困窮者、低所得で身寄りがない方、精神疾患を有する方など、一人暮らしが困難な高齢者の生活を支えてきた長い歴史と実績があるものの、知名度が低く、市町村職員やケアマネジャーにもその存在と機能が十分理解されていません。
これらの施設について広く知ってもらい、地域の高齢者福祉介護を守るインフラとしての役割を再発見します。
- 東洋大学 福祉社会デザイン学部
教授高野 龍昭氏 - 養護老人ホーム明光園
施設長前野 義章氏 - 軽費老人ホーム長命荘
統括施設長林 康樹氏 - ■公益社団法人全国老人福祉施設協議会
養護老人ホーム経営委員会
委員長利光 弘文 - ■公益社団法人全国老人福祉施設協議会
軽費老人ホーム・ケアハウス経営委員会
委員長中川 勝喜
特別記念講演(16:30~17:30)
出会いが紡ぐ人生の景色
~レジリエンスを高めるには~
取材やカウンセラーの視点から見えてきたもの

丸岡 いずみ 氏
2001年日本テレビ入社。
報道記者として警視庁捜査一課などを担当し、その後キャスターに。『news every. 』キャスターを務めた後、2012年日本テレビを退社。
現在はフリーとして活動。『情報ライブ ミヤネ屋』コメンテーターをはじめ情報番組やバラエティで活躍中。早稲田大学大学院で実践人間科学の修士号を取得。カウンセラーとして松実高等学園の顧問を務め心理や教育分野でも活動中。
2日目分科会(11月27日)
タイムスケジュール
★のついているプログラムはオンデマンド配信対象プログラムとなります。
実践研究発表
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第1分科会分散会①
その人らしさを支える介護の実践
〜根拠あるケアの展開〜
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第1分科会分散会②
その人らしさを支える介護の実践
〜自立支援を主眼としたPDCAの展開〜
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第2分科会
経営力の強化
〜地域に合わせた持続的な事業戦略〜
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第3分科会
介護現場を変える!
〜人材確保戦略〜
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第4分科会
変革期を生き抜く在宅サービス
〜持続可能なケアと経営〜
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第5分科会
地域共生社会の実現に向けた軽費老人ホーム・ケアハウスの役割
〜新たな価値創造と持続可能な運営〜
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第6分科会
次代に選ばれる養護老人ホームへの挑戦と戦略的経営
〜その人らしさへの支援と地域支援拠点への再構築〜
調査研究助成事業特別報告
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報告1
高齢者施設での園芸活動(植物介在療法・園芸療法)の効果検証
園芸活動の身体的負荷を明らかにした上で、高齢者の安全に配慮した園芸プログラムを作成し、その効果検証を目的としたもの。
学校法人筑波学園 アール医療専門職大学
リハビリテーション学部理学療法学科
学科長・教授縄井 清志氏 -
報告2
介護ロボット操作技能の定量化技術を用いた技能習得支援の効果検証
介護ロボットや福祉機器を活用する介助場面において、取り回し空間や介助者の技能が作業姿勢に及ぼす影響を定量的に明らかにすることを目的としたもの。
兵庫県立福祉のまちづくり研究所
ロボットリハビリテーションセンター
特別研究員太田 智之氏 -
報告3
通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護における軽度認知障害のある高齢者へのケアの特性
通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護において、軽度認知障害のある高齢者に対して、どのようなケアを行っているかについての実態を把握するとともに、各施設の特性を明らかにすることを目的としたもの。
三重県立看護大学 看護学部看護学科
准教授清水 律子氏 -
報告4
外国人介護人材の背景を活かしたキャリア開発支援と定着要因の検討
外国人介護人材の専門職キャリア支援のニーズや方向性を検討すること及び地方で働く外国人介護人材の定着要因とキャリア開発形成との関連を探索することを目的としたもの。
青森県立保健大学 健康科学部 社会福祉学科
学科長・教授工藤 英明氏 -
報告5
老人福祉施設・介護事業所における外国人介護人材の受け入れ方針及びその実情に関する研究
〜経営者・施設長等へのアンケート・ヒアリング調査をもとに〜厳しい介護人材不足の改善・解消に向けて、人材確保が特に困難とされる地方都市に焦点を当て、受け入れ制度に対する考え、採用後の取り組み等について明らかにすることを目的としたもの。
大阪経済大学 経済学部
教授森 詩恵氏 -
報告6
認知症高齢者の「最期までその人らしく」を実現する日常生活における意思決定支援に関する研究
特別養護老人ホームにおいて、認知症高齢者の日常生活場面を含めた意思決定支援の実態と意思決定支援に対するスタッフの認識や意思決定支援を行う際の困難・課題について明らかにすることを目的としたもの。
鹿児島大学 医学部保健学科
教授佐々木 八千代氏
企画プログラム
JS次世代委員会プログラム
(13:00~14:30)
チャットリ!大会議
〜本音で話すチャべり場〜
施設長・管理者・チームリーダーが抱える運営や経営の悩みを、LINEオープンチャットで気軽に投稿し、登壇者と会場の皆様が座談会形式で語り合う本音のトークセッションです。匿名チャットだからこそ言える“リアルな声”を起点に、共に考え、課題解決の糸口を掴む。
そんなライブ感あふれる対話の場をお届けします。
※「チャットリ!」はチャットーク&リサーチから生まれたJS次世代委員会の造語。
- 公益社団法人全国老人福祉施設協議会
副会長小泉 立志 - 公益社団法人全国老人福祉施設協議会
JS次世代委員会 委員長原本 一
副委員長土井 孝博 - JS次世代委員会 委員
女性キャリアアップ推進委員会
プログラム(14:30~16:00)
誰もが笑顔で「私らしく」働ける職場へ~社会保険労務士と一緒に考える手がかり~
働きやすい職場には、ちょっとした工夫と相互理解が欠かせません。
本プログラムでは、女性活躍推進をはじめ、多様な人材が力を発揮でき、「私らしく」笑顔で働ける職場環境づくりについて、社会保険労務士の視点から実践事例や制度活用のポイントを交え、改善策など具体的な鍵となる内容について考えます。
- 高松太田社労士事務所 代表谷川 由紀氏
- 公益社団法人全国老人福祉施設協議会
女性キャリアアップ推進委員会
委員長若林 久美子
副委員長辻中 浩司
委員邨山 由紀子
その他
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介護機器展
介護・福祉分野におけるさまざまな製品・サービスを紹介する展示会を開催します。あわせて、外国人介護人材に関する相談ブースも設置いたしますので、ぜひお立ち寄りください。
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ランチョンセミナー
昼食時にお弁当を召し上がりながら、企業による講演を聴講できるランチョンセミナーを5会場で開催予定です。
※参加には別途申込みが必要です。定員に達し次第、受付を終了します。 -
介護作文・フォトコンテスト展示
全国から寄せられた介護作文・フォトコンテストの作品を展示します。介護を通じて感じた思いや日々の出来事をつづった作文や、心温まる写真をぜひご覧ください。
※介護作文の入賞作品は、本大会資料「要覧」に掲載しています。ぜひ併せてご覧ください。 -
ご当地物産、授産品販売
開催地である徳島県の特産品や地域の授産品を販売いたします。一部商品は大会限定価格でご提供しておりますので、ぜひお立ち寄りください。
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キッチンカーコーナー(26日 5台・27日 4台出店予定)
アスティとくしま屋外エリアにキッチンカーが出店します。徳島ならではのグルメをはじめ、さまざまなメニューをご用意しておりますので、ぜひご賞味ください。なお、商品は無くなり次第販売終了となります。

